オトナになるのも悪くないな、
と思わせてくれたオトナがいる。
先週、東京神田の神保町を歩いていて思い出していた。
とげとげの18歳のころ、司馬遼太郎さんの本にであったのだ。私の本読みはそこから始まった。
やっぱりコドモは親だけじゃ、オトナにはなれない。いろんな人間の考えや行動に触れてはじめてオトナになっていく。
本を読む、映画をみる、音楽をきく。
たくさんの考えや行動に触れるための手段のひとつ。
私は、
本で、誰かの思いを届けて、
歌で、自分の思いを形にして放つ。
その気になれば、本が買える、CDが買える、映画を観に行ける。そんな環境で育ててもらえて良かった。
ただ、「オトナ」も「コドモ」もただの名前。名前があるから、紛らわしい。くっきりした境界はない。このことは、つい最近気づいた。気づかせてくれた本の紹介はまた、木曜日に。
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