紙が好きだ。
正確に言えば、紙の束が好きだ。
白やベージュ、クラフト紙のような自然な色が好みで、鮮やかな色や黒い紙にはそそられない。
そして、ルーズリーフのようなバラバラの紙たちよりも、ノートのように綴じられた紙たちに心が踊る。少し不自由なくらいがよい。
ツバメノートとか、ライフのノートとか、
ミドリの書くことにこだわったノートとか、
無印の文庫本ノートとかね。
あ、マルマンのクロッキー帳とかも。
「なにをかいてもいい」
「なににつかってもいい」
その紙の束の厚さだけ、自由が手に入る気がするのかしら。私にはノートを買う癖がある。
ただ、残念なことに、
私には記録することへの情熱がない。
読書、旅、食、文具、歌うこと、
新しいものに出会うのは好きだけれど、
記録帳への憧れもあるのだけれど、
書きながら、頭は次の新しい発見を探している。
落ち着きがなく、とてもミーハー。
そんな私が、
簡単なものにせよ、譜面をかき、
自分の歌の記録をつくろうとしている。
これは事件なんです。
CDできたら、買ってくださいね。笑